そして、医学部は特に難しいということで、他の学部の志望者とは別に専用のコースを設けている予備校もあります。
さらに、医学部への進学を希望している人のみを対象とした予備校もあり、入試の傾向をしっかりと吟味した授業を行っています。
そういった予備校やコースに入るには、模擬試験で一定以上の成績を取らなければならないケースも多く、
受講者は医学部への進学を希望しているだけでなく、相応の基礎学力が身に付いている人がほとんどです。
そして、浪人生向けのコースと現役生向けのコースに分けられているところが多い傾向にあります。
現役生向けのコースでは、主に高校3年生の人が受講しており、両親の職業が医師だという人も少なくありません。
そして、夕方から夜にかけての時間帯に講義を行うことが多いです。また、土曜日や日曜日などにも切磋琢磨する受講生が多く見られます。
浪人生向けのコースは、高校を既に卒業している人を対象としているため、朝から授業を開始するのが一般的です。
医学部へ進学する人は浪人する人が多く、高校在学中よりも大幅に成績を伸ばす人も少なくありません。
特に医師になりたいという志が強い人ほど、成績をよく伸ばす傾向にあります。
さらに、国公立大学を志望する人と、私立大学を第一志望にする人をコース分けしている予備校も少なくありません。
国公立大学の場合にはセンター試験を受験しなければならないため、試験科目が多くなるためです。特に数学と英語の重要性が高くなります。
私立大学の場合には4科目で済むところが多いです。大学によっては理科が1科目だけで受験できるところもあるため、
試験全体の対策のやり方が、国公立大学を受ける場合と私立が第一志望の場合とで大きく異なります。
ただし、私立の医学部は学費が非常に高額であるため、ほとんどの人が国公立大学を受験します。
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